東慶寺花だより

  • 2017.02.16 Thursday
  • 16:15
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映画『駆け込み女と駆け出し男』があまりに気に入ったから


原作を読みたくなった。


探すことなく、見つけられたことは縁があるのかも知れない。


井上ひさし氏の遺作となった


『東慶寺花だより』


昨年からDVD同様に何度読み返しているだろうか!?


ふわっとしたい時に手に取る一冊。



言葉の美しさ、表現の美しさが見事である。



医師の卵、戯作者の卵である『中村信次郎』の目線で時は進むが


駆け込み女たちの心情が移ろう季節の花と共に描かれている。


離縁を望む女性の救済方法として存在した東慶寺であるが


誰かれでも入れる訳ではない。


理由の内容、真実性、は勿論だが


御用宿での相対熟談の後


旦那側が離縁を拒否した場合に24ヶ月お勤めすることで離縁状を手にできる。


御用宿もまずは内済を勧める。


両方の話を聞き、縺れた思いの糸をほどくのも御用宿の仕事。


この御用宿が舞台であり、人間模様が描かれている。



しかし


離縁理由は様々であるが、どこか人としての愛を感じる。


人間味に暖かさを感じる。


離縁に暖かさを感じるとは…おかしな表現だが(笑)



好きだ嫌いだを簡単に口にしたり、メールやラインで別れを告げる今の時代。


その言葉の裏にはどれほど相手を思いやる心があるだろうか!?



東慶寺花だよりでは、女性のたおやかな強さがみられ


自分もそう在りたいと思う。



しかし


原作を読んで改めて思ったのは、脚本家って素晴らしい感性の持ち主だなぁ〜ということ。


映画を観つくしてから原作を読んでも違和感がない。


いろんな女性の背景や思いをひとつのストーリーにまとめあげる。


井上氏の想いを崩さずに…。


本当に素晴らしい仕事だと思った。



さてさて…


現代に駆け込み寺東慶寺があれば…どうだろうか!?


存在意義を間違えずに存続し続けられるだろうか。

(携帯より)

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