尺鉢でのパキラも この冬の越冬に失敗したようで 枯れていってしまいました。
春の終わり頃まで ほそぼそと様子見をしていましたが、
あまりの姿に 可愛そうに思い 思いきって さよなら・・・ しました。
しかし 少しの望みを託して 一番元気そうな部分を 残しました。
すると 芽が出始め 根が出始め それが・・・スクスク育ち始めました。
キャーーーー!!やったぁ!!!(∩。∩)!!! って気分です。
強い生命力に 乾杯!!です。
思いきって 切って良かったぁ〜 と ホッとしました。
このパキラには 実は 不思議な縁つながりが あるのです。
だからと言うわけではありませんが・・・
長生きをしてほしい 樹 なのです。
パキラのつながり
パキラは
最初は だんなが以前勤めていた店のオープン祝いとして送られた物でした。
その後、世話をするも 痛み始め やむなく 店の裏へ移動したそうです。
その同じ建物に住んでおられたKさんが ある日 だんなに声をかけました。
「そのパキラ もらってもいいですか?」
だんなは 店長さんに確認してOKとのことで、 Kさんの部屋へ一緒に運ぶ。
Kさんは 単身赴任。 最近グリーンものに目覚めたとのこと。
Kさんは パキラの世話をされ、見事復活させ 緑多い状態に。
育つ姿に 楽しみを見出されたようです。
そうして、時はたちある日 茂っていた葉が枯れ始めました。
原因が見つからないKさんは 本屋で立ち読み・・・
そこには、結局のところ「素人考えより 専門店に 葉を持って行って尋ねるべし」
と書いてあったそうです。
そこで、葉を一枚袋に入れて 営業中にたまたま目についた花屋にはいる。
葉を見せ 原因を尋ねると 置いている状態、水やりの状態など聞かれる。
そして、
「おそらく、日焼けでしょう。それに、根も鉢にまわっているでしょうね。
よろしければ、預かり植え替えて 落ち着くまで世話をしますが」
との 店員の言葉を信じ 再び パキラを車に積んで店に出向く。
預けてから2週間ほどでしょうか・・・ Kさんは再び花屋へ。
一回り大きい鉢に植え替えられたパキラを 持ち帰りました。
店員に その後の世話の仕方も聞きました。
「1人暮らしの 自分に合う 世話の仕方を!!」 とのKさんの言葉に
最低限 してほしいことを伝えた店員。
その頃、店員は いろいろな本を見て オリジナル配合の土を作っていました。
正直割高にはなるのですが、 けっこう評判は良かったですね。
おさっしの通り この店員は 私です。
これが、Kさんと私の出会いでした。
パキラは その後 茂ったそうで、それを見ただんなは
「Kさん 最近 パキラ元気ですね〜」
「花屋さんで 植え替えてもらったんですよ〜。」 とKさん。
それから、数ヶ月後・・・ だんなと私が再会・・・そして結婚・・・
そして 独立するために 店を辞め Kさんに挨拶すると
「店を始める時には 声かけてくださいよ。 食べに行きますから」 とKさん。
そして、店を始めてすぐに Kさん来店。
その時 私は だんなに・・・ 「あの人 知っている気がするんだけど・・・」
実は Kさんも そう思われていたそうです。
そして、またすぐに来店してくださったKさんに だんなは フト・・・
「そう言えば、 あの元気なパキラは 今も元気ですか?」 と・・・
その瞬間 私は突然 「あ〜〜〜〜〜!!」
「も、もしかして 以前パキラを 花屋で植え替えられませんでしたか?」
すると、Kさんも 「あ〜〜〜〜〜!! 花屋の人だぁ!!」
なんと 世間は狭いんだぁー!!
そうして、2年前
鹿児島に転勤になるKさんは パキラを 私たちに預けていかれました。
そんなこんなで このパキラは 人のつながり深き
樹 なのです。
最近全く 連絡のないKさんですが きっと 元気にしておられるでしょう。
だって、この
樹 がこんなに 元気なのですもの。
実は 他にも 初めてのはずなのに・・・知ってる・・・ と言う人が
話してみると 必ずどこかでつながっていると言う “ 縁 ” が多々あります。
不思議ですよね。
楽しいですよね。
人のつながりって・・・
大切にしたい 宝もの です。
今日も元気に パキラは 日々成長 しています (∩。∩)♪