前回は
前割りのエピソードを書かせていただきました。
焼酎を扱う上で
『割る』
ことを 常に考えていますが・・・
そこで
『焼酎の性格』
に至ったわけです。
で、
『割る』
ことを つきつめてくと
今 見えるのは
同じ焼酎の場合に
25度を割るより・・・ 原酒 を割った方が
うまさの深みが有る!!
と、言う事です。
原酒を
25度の水割り、お湯割りと同じ度数にもっていく訳ですから
(私は 基本割る時には 食中酒と言う意味で
10度から14度位を目安にしています。)
かなり 味を・・風味を・・ 伸ばしている訳ですが
確実に 味わいの深みがあるんですよね。
ここで 焼酎をまだよく解らない方のために・・・
『原酒とは』
蒸留後に 水・混和物・添加物などを加えず、
かつ アルコールが36度以上のもの。
(本格焼酎・泡盛ガイドより)
しかし
なぜなんでしょう?!
割れば割る程に なぞは 深まります。
実際に
お客さまにお出しして 呑み比べていただいた時に
おかわりがくるのは 『原酒』 なんですよね。
中には
「度数の高い焼酎は 割るのはもったいない! そのまま味わうものだ!
と、思っていましたが 違うんですね。 こんな良さも あるのですね。」
と、おしゃってくださるかたも いらっしゃいます。
そんな時は
「呑み方の バリエーションが増えた というふうに 思ってください。」
と、お話します。
で、
原酒と 25度 の違いと言えば
割り水がしてあるか どうか なんですよね。
元は 同じなのに・・・ なんですよね。
色々と 私なりの理論を 考えてはみるのですが
なんせ あくまでも 造りはど・ど・ど素人なので
あまりの ど素人発言は ここではひかえさせていただきます。
しかし
機会あれば 蔵元さんに ど素人なりの考えを 聞いていただこうと思います。
そこに 『割る』 ことへの 次なるステップが あるように思うのです。
また、
『原酒』 を割った方が うまみが深い というときに
解らない事が 浮かび上がりました。
焼酎は なぜに 25度 なのでしょう。
宮崎の20度文化については 諸説ありながらも なぜか が解っていますが
25度 は いつ 誰が 決めたのか 色々調べてみましたが
見つけきれませんでした。
酒税法上の基準?!
う〜〜〜ん?!
それならば もったいない話だな。 なんて思いますね。
だって
私たち 呑み手は 割ることはできますが
度数をあげることは できません。
ならば
原酒のほうが 自由の幅が広く 好みが見つけやすく 愉しいのではと思います。
そんなことで
最近は 原酒の 水割り・お湯割りに はまっているのですが!!
その中でも
割って寝かしておいた方がいいものと その場の割りの方がいいものとがある
ことを 最近気にしています。
また
割ったものを 常温保存 なのか 冷蔵庫保存なのか
より合う保存が あるように 思えてきています。
ほんと!! 終わりがなく 愉しいばかりです (∩。∩)♪
蔵元さんでの貯蔵も
原酒のまま貯蔵と 割り水をしての貯蔵が あるのですからね。
で、
最近 希望?! 夢?! な将来図の一つが できました。
今、 100種類ほどの焼酎を扱っていますが
これが 55歳 60歳 になったときに
同じだけ こなせるかと言えば 無理がでてくるように思うのですよね。
味覚うんぬんではなく 体力的に・・・。
その時に どう焼酎と向き合っていくかを ずっと考えてはいましたが
その将来図の一提案が できました。
“原酒” オンリーの 焼酎専門店です。
原酒があれば そのままはもちろん
『割る』 ことの 度数の幅が かなり広がります。
これを 水割り
お湯割り
前割りを じょかやカラカラで 燗にする
なんて 愉しい仕事じゃないですか!!
自由自在に 呑めるじゃありませんか!!
もちろん その分時間はかかるでしょうから
本当に のんびりゆっくりの店には なりますが (笑)
今、 その将来を夢見て 愉しくってしかたありません。
そこで ひとつ 願いが生まれます。
できれば・・・
1升瓶での 適度な価格の 原酒が そろえばいいな♡
うちも 商売ですから どうしても 価格の正規の上乗せはあります。
その時に 小瓶での原酒は 価格面で気軽な提供 としては 不向きになってきます。
今も 色々 原酒は取り揃えておりますが
おまかせで 出させて戴くときに どうしても・・・
お出ししやすいもの しにくいもの・・・ が出来てきますね。
うちも 原酒割りの魅力を伝える為に 価格の見直しをしていますが・・・。
いやはや
夢は でっかくですが・・・
まずは
そこまで 店をもたせることが 第一ですね。
さぁ!! がんばんべ!!