先日の夕方いっぽんの電話が…
「△△の○○です。今日開いてるよね!?何時からだっけ!?」
『あ〜どうもぉ〜。開けますよ!5時半からです。』
「2人で行くから。」
…ガチャリ。
『いつもながらに、突然だなぁ〜(笑)』
と、だんなは言いながら受話器をもどす。
とある蔵元さんご夫婦。
プライベートの旅の途中に、予定が空いたから急遽姫路に宿をとり来店して下さった。
姫路も雨の一日でしたが、雨の東尋坊も迫力あったとのこと。
遊覧船も貸し切りだよぉ〜(笑)とも。
お土産に
『羽二重餅』をいただきました。
子供の頃から大好きな菓子の1つです。
改めて見ると、
越前福井藩松平家の御用達であった初代伊三郎が弘化四年(1847年)に藩主に納めたのが始まりのようです。
こうした由来をみるといつも思うんですよね。
伝統を引き継ぐ
品質を引き継ぐ
大変なことですよね。
私たちは一代目、そして一代限りの家業なので…
私たちの世界観のみで構築していきます。
引き継ぐ人間は
品質にいたっては常に向上させなければ…現状維持のみは、廃れを意味しますよね。
最低ラインが現状維持であって…
そう思うと、本当に大変なことですね。
その代での新しいモノも大事でしょうが、
引き継いだモノを向上さす、進化さす、深化さす、進展さす、
これを疎かにしては、伝統は次の世代に引き継ぐことはできません。
引き継ぐ人間は、常に受け手であり、渡し手だと思います。
そして、
我が身に置き換えれば
毎日当たり前に扱う本格焼酎ですが
開栓より日々変化する個々の個性を的確に掴み、いかにベストに提供するか。
手を休める間はありませんね。
休めてはいけませんね。
たとえ、引き渡す相手がいなくとも。
その夜も、奥さまがご主人を眺めて
「いつもより杯数が多いわ(笑)」
と、言われました。
焼酎談義に花を咲かせ、お湯割りの杯を重ねてくださいました。
知らず知らずに杯を重ねる…
これからも、そんな焼酎の空間を世界を作っていきたいですね。
『羽二重餅』珈琲のお供にいただきました(*^ー^)ノ♪
(携帯より)