うちは カウンター中心の焼酎居酒屋である。
今は カウンター 8席
座敷カウンター 3席
座敷 6席
の店である。
カウンターには 焼酎の瓶が並ぶ。
オープン当初は8本のみ並んでいたのだが
今は 並びきらずに 抜粋して並んでいる。
並びのメンツは 時折入れ替える。
最近の常連は・・・ こんな感じだった。
芋焼酎 と 麦焼酎が並んでいた。
先日
より うちらしさを表現するには・・・
と、思い 並び変えてみた。
真ん中は
判る方には 判ると思うが
麦焼酎 米焼酎 黒糖焼酎 と 芋焼酎を並べてみた。
いち地方都市である 姫路という土地では
焼酎は まだまだ未知の世界である。
知られているようで・・・ 知られていない が現状である。
未だ 呑んだことのない方も多く
呑んだけれども いいイメージを抱いていない方も多い
まだまだ本当の旨さを知られていない・・・ が正直な状況だと思う。
まぁ〜 清酒処ということともあるだろうが
売り手、飲まし手の努力不足は否めない・・・ と思う。
お客様に 時折言われるのは
「飲んでみたいとは思うけれども 飲める居酒屋がない」
「どこも決まった銘柄のみで 色々飲んで知りたいのだが叶えられない」
といった言葉だ。
そういう意味でも 私たちのやれることは まだまだあると思う。
『まだまだ知られていない・・・』 で功を奏するのは
ブームの折から プレミア焼酎とか言われる銘柄があるが
誰でも知っていて当たり前銘柄があるが
それが ここでは 無関係ということが 現状であるということ。
なので みんなに 名前で飲まれるのではなく
いち焼酎として 忌憚なく飲んでもらえるということである。
イメージ先行の 「旨い」 ではなく
自分の口で味わって 「旨い」 であるということである。
この 『旨い』 は大切にしていきたいことである。
いつのまにか 仲間内で 『麦の人』 といわれるが
その姿の一部は 揃える銘柄の中に 『麦焼酎』が多いこともある。
『麦焼酎』の可能性が 面白いのだから仕方がない♡
清酒処で なかなか『米焼酎』が注目されにくいのだが
『米焼酎』の旨さは 米文化の日本人としての食中酒として面白さがある。
醸造酒『清酒』 と 蒸留酒『米焼酎』 は違う世界を描いてる。
その違いは 伝えるべき旨さである。
「興味はあるんだけど・・・おいてある居酒屋がなくてね」の『黒糖焼酎』は
香りからくる『甘み』・・・ 人間の五感を刺激する『黒糖焼酎』にハマルは必然。
蒸留酒ゆえに「糖分0」 なのに 『甘み』を感じる。
南の島を思い浮かべながら 飲んでいただきたい逸品である。
そして
焼酎と言えば・・・ 『芋焼酎』の認識が強いが
知り得るのは ほんの一部の銘柄である。
家業で醸されている焼酎は 生産量も多くはなく 出回りにくい。
そんな中には 伝えたい逸品は まだまだある。
蔵を訪ね 蔵元さんとお話ししている私たちだからこそ
伝えられることがある。
そんな味わいを知っていただきたい。
これが 私の想いである。
来月7月で おかげさまで15周年を迎える。
これを機に 振り返り 想い見直したこの時期に
今一度 『らしさ・・・』 を見直し
カウンターの並びを変えてみた。
ぜひぜひ 手に取って 味わっていただきたい。
自ら並べたカウンターのメンツを眺めて
微笑んでいる私が そこに居ます。
瓶の向こうには 蔵元さんの顔が見えるようで 微笑んでしまいます♡